2013年4月29日月曜日

Reederはまだ半分死んでいると思う

Google Readerのサービス停止発表直後に、"Don't worry, Reeder won't die with Google Reader."と言っていたReederがバージョンアップして、Feedbinとlocal/standalone RSSをサポートしました。

Reeder - Silvio Rizzi

でも、これだけだと、まだ半分死んでいるような気がします。

日本では、あまり聞いたことのないFeedbinは、月額$2の有料サービスのようです。
さらに、かなりのマルチデバイス環境になったいま、ローカルのRSSクライアントなんて使ってられません。

私の環境はというと、普段使っているiPhone4S、リビングで使うiPad、寝室で使うiPad2、仕事で使うiPad mini、 Android、 Mac Book Airという状況。あとリビングの大画面テレビにつながっているこのWindowsPCもあります。

そんな状態でローカルRSSなんてありえない。

これを機にRSSリーダを使うのをやめ、Gunosy、SmartNews、Flipboardのみにしたり、ニュースはSNSのキュレーションに任せてしまうことも考えました。

パーソナルニュース Gunosy 〜あなたにあったニュースを推薦するスマートなPersonal News Reader〜 - Koji Yoshida  


話題の記事がサクサク読める 〜 SmartNews(スマートニュース) - Gocro, Inc.


Flipboard: あなたのソーシャルニュースマガジン - Flipboard Inc.

しかし、おすすめを選んでくれたりするのは便利なのですが、なんとなく情報操作されているような感覚がぬぐえませんし、それ以上に、これらの新しいツールでは、どうしてもしっくりこないところがあります。

すでに読んだニュースはヘッドラインであっても目にしたくないのです。要は既読・未読をマークしたい。一つのニュースサイトであっても読み切れないほどの情報量になってきている時代にあって、こういう考え自体が古い考えなのかも知れませんが。

でも、ただでさえ同じ内容のニュースがいろんなサイト上で扱われているので、一度みたものは確実に消し込みをかけていきたいと思う人は多いのではないかと。

また、マルチデバイス環境で、デバイスが変わると、既読未読が同期がされていない状態となると、それはかなりの不快感です。だから、ローカルRSSなんてありえない。

といった点から、Google Reader + Reederは最強でした。フィードが増えすぎるのは、自分で管理すればよいこと。

残念ながら、いまのところ完璧な代替物はありませんが、feedlyはいい線をいっています。アプリについてはiOSだけでなく、Androidを含めて、デザインや使い心地は問題なし。最近、リスト表示にも対応して、ざっとニュースを確認することができるようになりました。feedlyの大きな問題点は、記事のオフラインキャッシュに対応していないこと。Reederの環境に慣れている人は、ローディングの時間なんかまってられませんし、地下鉄では完全にアウトです。

オフラインキャッシュに対応しているツールは、前述のSmartNewsとPocketぐらいです。PocketはRSSリーダではないので、いちいち記事を送り込んでやらねばなりません。

Pocket (Formerly Read It Later) - Idea Shower


いまのところの現実解としては、feedlyで見出しだけざーっと確認し、マークを付けてPocketに送り込んでおき、Pocketのキャッシュで読むという方法でしょう。ただ、見出しを眺めていて、いま読みたくなる、いまでないとなんで興味があったのかすらも、忘れてしまう記事もあるわけです。

Google Readerの互換化を進めているfeedlyが一歩踏み込んでアプリをオフラインキャッシュ対応なんかにしてくれると、もうほとんどのユーザが救われるので、Reederは瀕死の状態になりますが、Reederのシンプルで洗練されたUIは気に入っているので是非とも使い続けたいところ。

ということで、"Don't worry, Reeder won't die with Google Reader."とカッコいい言葉を残すのならば、Google Reader終了までに是非ともfeedlyに対応してくれ!と願っています。

2013年4月14日日曜日

マグライト(MINI MAG-LITE AA)の修理

子供をつれてトンネル散策に行くことになり、久しぶりに懐中電灯を出してきたのですが、スイッチをいれても電球が点灯しなくなっていました。

持っているのは「MINI MAG-LITE AA」という懐中電灯で、購入したのは私が学生の時です。http://www.maglite.ne.jp/
もう、かなり昔の話になります。オーストラリアでバックパッカー旅行をしようと思い立ち、コンパクトな懐中電灯をもっておこうということで買ったものでした。当時、結構な値段がしたように記憶しています。
なんと、妻もまったくおなじモデルのものを持っていて、そしてそちらも同じように点灯しなくなっていたのでした。

MINI MAG-LITE AA

そんな思い出のあるものですし、迷彩柄も気に入って買ったものなので、そのまま捨てる気にはもちろんなりません。二本もおなじ状態のものがあるし。
いろいろと調べてみると、ふたのところにスペアの電球が入っているとの情報がありました。まったく知りませんでした。調べてみるものです。それに、さすがMAG-LITEです。

ふたの中に赤いものが見えます
電池を取り換えるためにあけるふたの中に赤いプラスチックがあり、その中に替えの電球がありました。こんなの気づくひといないでしょう。

電池をおさえるばねを取ったところ
電球を取り出してみると、二本の足がまっすぐはえている小さな電球でした。次は、元の電球を外そうと頭の部分をひねって外してみると、以下のような状態に。

全部分解したところ
 元の電球のついている部品には、「DO NOT REMOVE」の文字が。さて、どうやって電球を外すのかと思ったら、ただ引っこ抜くだけでした。

電球をひっこぬいたところ
 そして、スペアの電球を指して、すべての部品を元通り組み立てると、無事点灯したのでした。


両方とも無事生き返り、これでまたしばらく使えそうです。

2013年4月7日日曜日

Google Readerの停止に向けて

急に通知されたGoogle Reader終了の知らせに困り果てていましたが、そろそろ対応を考えはじめないとと思い、いろいろ調べてみました。

ゴールは、
・これまでのように購読しているRSS閲覧を続けられるようにする
・スターを付けた記事を保存しておく
です。

(1) feedlyを使う


feedlyにgoogleアカウントでログインすると、購読記事をそのまますべて継承してくれました。スターを付けた記事も、"Saved for later"に保存されているので、問題なし。

feedlyが、Google Reader終了後もこの状態を保ってくれるのであれば、記録という意味では、ほとんどこれで問題解決ですね。逆に、この状態が保たれるかがよくわからないため不安な状況です。

ただし、残る問題としては、RSSクライアントとしてBylineやReederが使えないため、ローカルキャッシュでの閲覧機能が使えなくなること。ここは日々の閲覧という意味ではかなり大事なポイントです。feedlyのiPhoneクライアントがローカルキャッシュの機能を持ってくれるとよいのですが、そんな機能をつけてくれるかどうかは未知数です。

(2)googleデータエクスポートを使う


googleはtakeoutというデータをエクスポートする仕組みを準備しています。そこで、Google Readerのデータをエクスポートしてみました。

複数個のファイルがzipされたものがダウンロードできますが、購読リストである"subscriptions.xml"と、スターを付けた記事である"starred.json"が大事なデータです。

ちなみに、スターの記事は3577件あるのですが、データサイズは8.3MBほどでした。

subscriptions.xmlはOPML形式に対応したRSSリーダにインポートとして使うことができます。

どちらかというと、starred.jsonをどうにかしたいのですが、活用方法が明示されている情報を見つけることができません。ファイルサイズからして、ファイルの中には記事の全文が保存されていると思われるので、これがEvernoteなどに保管されて閲覧/検索できるようにしたいところです。

Evernoteのフォーラムでそれらしきことが議論されていますが、


AppleScriptをつかうだとか何とかで、簡単な方法は提示されていません。

githubにjsonファイルを解析して、evernoteへあげるpythonのコードがあるようですが、これも読み込んでみないとよくわかりません。


ということで、現時点では"starred.json"を「簡単に」利用する方法は探せませんでした。

(3) あとで読む系のサービスとIFTTTを使う

InstapaperやPocketやReadabilityなどのサービスを使ってなんとかならないかを考えてみました。

過去にgoogle readerのスターを保存する目的で、postlogやMAILPIAなどは使ってみたことがあったのですが、結局google readerのスターにあればそこで検索もできるし、保存もされているので、それでOKという判断になっていました。(そんな判断をしたサービスが停止というので、本当に困りものです。。。)

さて、google readerのスターを付けた際に、同時に自動で、あとで読む系のサービスに記録するにはIFTTTが使えます。

Google リーダーでスターを付けた記事を「あとで読む」アプリへ自動的に送る方法

ここで気になることとして、あとで読む系アプリでは、検索をかけたときに記事の内部までちゃんと検索してくるのか?が気になります。InstapaperとReadabilityは検索窓がありませんし、Pocketはタイトルしか検索範囲ではないような気がします。Google級の検索を期待するには、記事の全文をEvernoteまで持ってくるのが現時点で最も確実な方法のような気がします。

Googleリーダーで「星」を付けた記事を自動でEvernoteに入れる方法


ということで、Gmailを経由するというtweakも使って、記事の全文をEvernoteに入れ込むことができることを確認しました。

ただし、これで解決できることは、「これから」スターを付ける記事を、あとで読む系アプリおよびEvermoteに送ることができるだけです。要は、google reader内で、スターを付けるというトリガが必要であり、これまですでに付けられた3000件を超える記事を同期してくれるわけではなさそうです。

(4)スター記事のRSSフィードで「同期」問題をなんとかする(結局、なんとかならず。。)

スター記事のRSSフィードを「同期」してくれるものがないものか探してみると、以下の記事を見つけました。


やってみないとわかりませんが、InstaReaderというのを使うと、すでにスターを付けた記事もすべてInstapaperに「同期」!してくれるように読めます。


InstaReaderのサイトには、

Note: This service is now being powered down, because Google is sadly discontinuing Reader.

とあり、Google Readerと同時に停止を予定しているようです。

そして、InstaPapaerには、登録された記事をRSSフィードとして吐き出す機能がついているようです。わかりにくいですが、サイトの右下にある、"This folder’s RSS"というリンクがそれです。

ということは、、、

InstaReaderでGoogle Readerのスター記事とInstaPaperを同期し、それによってInstaPaperのRSSフィードが追加されたことをトリガとしてIFTTTが動けば、Gmail経由でEvermoteまで持ってくることができ、目的達成なのではないかという考えにいたりました。

ということでまず、Instapaper、IFTTT、Gmail、Evernoteまでを確認してみました。そうしたところ、なんとInstaPaperのRSSフィード"This folder’s RSS"は、記事のURLだけしかフィードとして吐いてくれないようです。。。なのでEvernoteには記事のタイトルとURLだけが記録されるだけでした。。。

これでは、InstaReaderを動作させても目的が達成されない(feedlyでできている状態になるだけ)ため、とりあえず、まだInstaReaderは使ってみていません。

やはり、なんらかのスクリプトを使わねば「同期」問題はクリアできないかも。

ややこしいことを考えずに、feedlyに望みを託しておくのがよいのかもしれません。