初期セットアップの完了したraspberry pi2ですが、HDMIで大画面テレビにつなげられることから、サイネージ端末にしてみることにしました。
必要なシステムを一式インストールしたマイクロSDを一度作ってしまえば、それをそのまま別のマイクロSDにコピーして、新しいraspberry piに入れれば、すぐに同じ端末を量産していくことができます。価格が安いこともありraspberry piのサイネージ端末としての利用はニーズがあるのではないかと思います。
そんなアイデアを、すでにプロダクト化している人たちがいました。Screenlyというソフトウエアです。
https://www.screenlyapp.com/
"Full HD video and images on your TV screens powered by a single Raspberry Pi mini computer and the revolutionary Screenly software stack."
ということで、まんまですね。
できることは、画像、動画、Webサイトを全画面でスライドショーしていくだけですが、WebベースのCMSが付いていて、コンテンツの登録、表示の管理が簡単にできるようになっています。Webが表示できるのでGoogleカレンダーを表示しておくといったような使い方もできます。
そして、複数端末の管理機能を省いたものが、オープンソースで公開されています。OSのカスタムイメージが以下のサイトで配布されており、記載されている手順でマイクロSDに展開するだけで、すぐに使えるようになります。
https://www.screenlyapp.com/ose.html
説明には一応Wifiには非対応と書かれていましたが、カスタムイメージは、ほぼraspbianな感じなので、前の記事に書いたように設定すればWifiドングルが有効になり、無線LAN環境でも問題なく動きました。
オープンソース版は、ビデオコーデックがH264 MPEG4 videosのみの対応ですが、ちゃんと1080pで表示できますし、動画のダダ流し端末としても、十分実用に耐えると思います。
サイネージ端末というよりダッシュボード端末として、一画面にもう少しいろんな情報を表示したい場合は、Dashingというソフトウエアもあります。そちらも、raspberry piにインストールして動かしてみましたので、次回の記事にインストール方法などを記載してみたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿