Appleの提案する新たな音楽視聴環境がどんなものか体験してみるために、5月2日に日本でサービスが開始したiTunes Matchを利用してみました。
私は、WindowsのiTunesのMatchタブから申し込み、年額3,980円を支払いました。申込みの後、すぐにメールで購入確認のメールが届き、自動更新がデフォルトでオンになっているので、一年後の更新を希望しない場合は、iTunesにサインインして、「アカウント情報」ページにアクセスしてください。とのことでした。Amazonでは無料期間を忘れてプレミアム会員にそのままなってしまったので、とりあえず自動更新はオフにしておきました。
さて、サービス開始直後は4日たってもマッチングが終わらないといったような報告が上がっていました。それが現時点でどれくらいの時間でマッチングされるのか、気長に行くつもりでしたが、5/11 22:40頃にiTunes Matchを契約して、一晩PCを起動しておいたところ、次の日の朝には、無事3533曲のマッチング、アップロード処理が完了していました。
サービス開始直後に契約されたような方々にくらべて曲数がそんなに多くなかったからかもしれませんが、3500曲ぐらいではもう一晩もかからないようです。
ステップ1:PCのライブラリに登録されている曲の情報を集めています。
ステップ2:iTunes Storeで配信されている曲かどうかマッチングがかかります。
ステップ3:マッチングされなかった曲を、クラウドにアップロードします。記録はしていませんが、ステップ2までは二時間程度で終わっていたような気がします。
で、朝には次の画面が出ていて、アップロードが完了していました。
iTunesのミュージックライブラリを表示させ、「表示」→「表示オプションを表示」を選択。「iCloudの状況」にチェックをいれると、ライブラリのリスト表示に「iCloudの状況」というカラムが表示され、マッチ、アップロード済み、購入済み、待機中、削除されました、不適格といったような状態が曲ごとに表示されました。
iPhoneで録音されたボイスメモなどが「不的確」などになっていたのを除くと、
iTunes ミュージックライブラリ全体で3,533曲存在していたなか、
マッチししたのが2,111曲で約6割がマッチするという結果でした。
あと残りは、
マッチせずアップロード済みとなったのが1,322曲
購入済みとなったのが95曲
待機中となったのが2曲
削除されましたとなったのが2曲
不的確となったのが1曲
という結果でした。
削除されましたとなった2曲は、Lovefool/The Cardigans と I.V./X Japanでしたが、これらはU.SでU.SアカウントのiTunes Storeで購入したものでした。数は少ないものの、他にもU.Sアカウントで購入した曲はあるはずで、何故かこの二曲だけがこの状況になりました。
それから、不的確となった1曲は、PINK CLOUD ASSEMBLY/hideでした。これは所有しているCDからのリッピングですが、アルバムの最後で無音部分が長時間あった後、少しだけ音がなって終了というそもそもつくりがおかしな曲なのでしょうがないでしょう。再生時間は21:43もあり、エンコードのビットレートが48Kbps(VBR)となっていました。96Kbps以下は不的確となるようなので、その制限に引っかかったのでしょう。
ちなみに、スマートプレイリストで複数条件検索をかけてみると、マッチした曲のうち1,513曲がビットレートが256Kbps未満となっており、iTunes Storeのものをダウンロードして置き換えることによって高音質化が図れそうです。これらのほとんどが、大昔にCDからVBRでmp3にリッピングしたファイルなので、しまいこんであるCDを取り出してきて、リッピングしなおすことなく一気にファイルの高音質化ができるというのは価値ありなのかもしれません。CDを入れ替えてのリッピングよりはマシですが、ひとつひとつダウンロードするのも面倒なので、この一年の間に新しいPCを購入してiCloudから全ダウンロードしてしまうというのが手間がかからず良さそうです。
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