2013年8月18日日曜日

アルファードとiPhoneとDigital AVアダプタとHDMI-コンポジット変換とプチリリで作る車内音楽環境が素晴らしく良い

私は2003年ぐらいからTOYOTAのアルファードVという車に乗っています。車自体には全く不満はないのですが、十年前の車なので、カーオーディオがCDとMDという一昔前の環境になってしまっています。そして、この車ですが、どうも純正のカーナビ以外の取り付けが難しいらしく、新しいナビにするためには、ダッシュボードに追加で載せるしかないとのこと。そうなると見た目も悪いのであきらめていました。

ただ、幸いなことに、後席テレビモニタを付けた関係で、赤白黄色のコンポジット端子が前席と後席の間についていて、外部入力からの音や映像を見ることができます。

なので、iPhone3GSを買ったときから、コンポジットAVケーブルを使って車でiPhoneの音楽を聴いていました。このケーブル、黄色もついていることから、動画も出力できるのですが、使えるアプリが限られていて、Apple純正のビデオアプリ以外で動画出力を確認できたのは、GoodReaderぐらいでした。

「流れている音楽の歌詞が見たい」という要望も受けていたので、いっときはCATVのミュージックチャンネルをキャプチャしたものをiPhoneに入れて、流していた時もありましたが、ムービーファイルを準備してiPhoneと同期するのが面倒でやってられなくなり、やめてしまいました。

その後、音だけでよいならばということで、iPhone用ドッグスピーカーをBluetooth化するアダプタを追加してみたところ、コンポジットAVケーブルでも問題なく動作しました。iPhoneとカーオーディオが無線でサクッとつながるようになり、iPhone4Sに買い替えても同じように使えるため、もうこれでカーオーディオの買い替えはまったく不要になりました。既存市場がスマートデバイスに破壊された瞬間ですね。



しばらくこの環境で運用していたのですが、「流れている音楽の歌詞が見たい」という要望を満たせないかと最近いろいろ調べてみると、この要望にヒットするプチリリというアプリを見つけました。PCや携帯向けにもサービスしていることから、かなり昔からあるサービスのようです。

http://petitlyrics.com/

iPhoneの音楽プレイヤーとして動作して、再生した曲の歌詞をネットからダウンロードし、音楽と同期してカラオケのように歌詞を表示してくれます。



しかも、芸が細かいことに、iPhoneのフォトライブラリへのアクセスを許可して、iPhoneを横に向けると、歌詞表示の背景が写真のスライドショーになります。(縦表示の時に入っている広告も消えます。)

私はこれまでデジカメで取った写真をiPhoneに同期して持ち歩いているのですが(現時点で17000枚超ぐらい)、それが生きる場所が見つかりました。これは是非、車のディスプレイに表示したいところです。しかしながら、アプリの映像出力は、やはりコンポジットAVケーブルには対応しておらず、つないでみたところ音声のみで画像はでませんでした。

そこで、iPad2を買ったときに同時に買っていたDigital AVアダプタを使うことにしました。これを使うとiPhone画面のミラーリング表示ができます。実はなんとなく買ってみたもののミラーリングしたシーンがほとんどなく、放置されていたものでした。

ただし、Digital AVアダプタは、出力がHDMIなのでこれをコンポジットに変換する必要があります。

少し検索してみるとSimbleという会社がHDMI→コンポジットの変換器を出している模様。Amazonで2,980円ということでそんなに高額でもありません。



早速Amazonで購入し、
「プチリリ→iPhone4S→Digital AVアダプタ→HDMI→Simble変換器→コンポジット→アルファード外部入力→ディスプレイ」
とつなげてみたところ、問題なくiPhoneアプリの画面が車のディスプレイに表示され、音も車のスピーカから出ました



しばらく使ってみましたが、かなりマイナーな曲でも同期歌詞が表示されます。目指していたとおりの車内音楽環境になりました。眠っていた機材も有効活用されましたし、過去に撮りためた写真を目にする機会を作ることもでき、なかなか満足いく結果です。

プチリリでSuperflyのタマシイレボリューションの歌詞を見ました。いままで歌詞はあまり気にしていませんでしたが、改めて文字で見ると、言葉のセレクションがキレキレで、たたみかけるような素晴らしい歌詞でした。

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