2014年3月15日土曜日

PicasaとiPhoneを活用した写真管理、写真活用の仕方

私は家のパソコンで約8万枚の写真を管理をしています。また、iPhoneには約1万枚の写真を入れて持ち歩いています。

写真の管理・活用方法については、いろいろと試行錯誤をした結果、現在の運用に落ち着いているのですが、先日そんな話を詳しく話す機会があったので、ここにまとめて書いてみたいと思います。

要点としては以下のような感じです。

■ファイル名には写真の内容を示す文字列などは入れず、"年月日、時間"だけを示すファイル名とする。

■写真を保存するフォルダには"140315写真管理の仕方"のように、年月日とイベント内容がわかる情報を入れる。

■パソコンへ取り込みを行うたびに、Picasa<http://picasa.google.co.jp/>でスターを付けて、お気に入り写真の選定を行っておく。

■スターを付けたあとにフォルダ全体をUSB外付けハードディスクへバックアップを取っておく。

■スターを付けたお気に入り写真はPicasaで小さいサイズにエクスポートし、"スター付画像フォルダ"配下に、年毎にフォルダを分けを行い、保存しておく。

■"スター付画像フォルダ"のみiPhoneと同期をすることにより、良い写真だけを持ち歩く。

■iPhoneの写真で、nohana<http://nohana.jp/>やTOLOT<http://tolot.com/>を利用して、フォトブックを作る。

以上のようにしておくことで、家で写真を見直すときには、エクスプローラーやPicasaを使い、フォルダ名で内容を把握することができます。

また、通電していないUSBハードディスクへバックアップを取ることにより、パソコン故障時のトラブルに備えます。

さらに、外出先で昔の話題が出たときなどには、iPhoneでサクッと当時の写真を見せることができるので、便利です。

昔の写真がさっと見せられるのは結構驚かれますし、その写真について共通の記憶があるひとの場合は、かなり話が盛り上がります。

また、iPhoneから格安、無料でフォトブックを作ることができるサービスを、iPhoneカメラで撮影した写真以外にも、デジカメの写真を使って利用することができます。

文字情報はフォルダ名に入れているというのは結構ポイントで、jpegファイルのメタ情報やPicasaの「説明」で、文字情報を残していくことも考えたのですが、jpegファイルのメタ情報は、いまいち視認性が悪いのと、Picasaのようなある特定のアプリケーションでの情報記録ではもしそのアプリが配布停止になった場合に問題が生じます。

また、お気に入り画像をエクスポートしておくというのもポイントです。もしPicasaが配布停止になってしまって、スターの記録が閲覧できない事態になったとしても、それまでやってきたお気に入り写真の選定の手間が無になってしまうことはありません。エクスポートしたファイル名とオリジナルファイル名は同一なので、あとから突合できます。

バックアップは外付けUSBハードディスクにというところも重要です。NASなど通電しているものにバックアップを取っていると、雷などですべてダメになる可能性があります。USB接続している時に落雷する可能性もあるので、本来はDVDやBlu-Rayなどにバックアップすべきなのですが、可能性と手間を考えて、USBハードディスクにしています。ちなみに、スターを付けたあとにバックアップをとっているので、バックアップから書き戻したものをPicasaで参照すると、スター情報は消えていません。

iPhoneにお気に入り写真を同期しておくと、写真に触れる機会が上がるのと、iPhoneアプリを利用したフォトブック作成などがやりやすくなるなど、活用の幅が広がります。


以下、具体的な操作方法を記載しておきます。

=== 写真の取り込み ===

(1) デジカメからSDカードを取り出して、PCのSDカードスロットへ挿入します。

(2) Windows8のフォトアプリでインポートを選択します。(大体はSDカードを挿入すると自動的にフォトアプリが立ち上がる)


(3)リムーバブルディスクを選択し、「すべて選択」、「インポート」を実行します。


=== ファイル名、フォルダ名の変更 ===

(4) Picasa <http://picasa.google.co.jp/> を立ち上げ、先程の写真がインポートされたフォルダを選択します。

(5) 「編集」→「すべて選択」 で、インポートされたすべてのファイルが選択されます。


(6) 「ファイル」→「名前を変更」で、ファイル名は空欄、「日付」にのみチェックボックスを入れて、「名前の変更」を実行します。



これによって、すべてのファイルが「2014-03-08 19-24-32.JPG」のようなファイル名に自動的に変更されます。

(7) Picasaのフォルダを右クリックし、「フォルダ詳細を編集」を選択します。「名前」の欄に、"140315写真管理の仕方"のように年月日とイベントの内容を表す名前を、OKを押すとフォルダ名が変更されます。


=== お気に入り写真の選択とエクスポート ===

(8) Picasaのスター機能を利用し、今回インポートした写真の中で、お気に入りの写真に「スター」を付けていきます。(画面下部の黄色い星印ボタン)

(9) スターを付け終ったら、「フィルタ」で「スター付画像のみを表示」を選択します。(画面上部の緑色の星印ボタン)

(10) 「編集」→「すべて選択」 で、スター付画像がすべて選択されるので、そのまま「エクスポート」ボタンを押します。

画像サイズを「次のサイズに変更」:1600ピクセルを選び、「エクスポート」ボタンを押します。 (iPhoneに入れてみることが目的なので画像サイズは小さく軽くしておきます。)

=== iPhoneへの同期 ===

(11) iPhoneと同期するためのフォルダとして、"スター付画像"フォルダを作成し、さらにその中に"2014"フォルダを作成、そこに先ほどエクスポートしたファイルを移動します。

スター付写真はそんなに膨大な数にはならないため、年のフォルダだけで管理しています。iPhoneの写真アプリはスクロールが滑らかなので、一年間のスター写真がたまっても、特に問題なく閲覧できます。あまり細かくフォルダを作ってしまうと、返ってフォルダを行き来するのが面倒になります。

(12) iTunesで、"スター付き画像"フォルダを指定し、写真の同期を設定します。これでiPhoneの写真アプリで、お気に入り写真を閲覧することができるようになります。



(13)iPhoneに保存されたお気に入り写真は、カメラロールにある写真と同様に扱えるため、TOLOTやnohanaなどでフォトブックを作る際に、これらの写真を使うことができるようになります。

=== END ===

この他に、クラウドへのアップロードなども一部していますが、写真周りの運用はだいたいこんな感じででしょうか。暇な時にiPhoneでゲームをやるのではなく、昔の写真をパラパラと見てみたりすると、いろいろなことが思い出され、これからのことについてもアイデアが出たりします。

やりはじめるまで、面倒に思われがちですが、やってみるといろいろ良いことがあるので、おすすめです。

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